どうやらMacのGUIアプリケーションまでもhomebrew
で管理をしようとしている人がいるらしい。確かに考えなくもなかったけど、本当に作った人がいるとは思わなかったし、うまいことhomebrewを拡張した感じで作ってると感じた。マックのアプリのパッケージ管理がこれで楽になればよいなぁと思う。バージョンの管理も。
Git repo
導入方法
$ brew tap phinze/homebrew-cask
$ brew install brew-cask
READMEを読む感じ、これだけ。そしておもむろに
$ brew cask install google-chrome
とかすると~/Applications/"Google Chrome.app"
が生まれるという寸法らしい。すごいお手軽。一々ダウンロードリンクを探すこともなければ、ドラッグアンドドロップも必要ない。しかも、brew cask install
に複数のアプリ名を渡せば一括でインストールが可能。これは便利だと思う。良い。ここでちょっと関心したのがbrew cask list
でちゃんとhomebrew-caskで入れたアプリが一覧できること。これをなんかに書き出しとけば他の環境でもパイプで渡して再現が簡単。
雑感
homebrew本体とは微妙に違ってるところがあって、homebrewでは/usr/local/Cellar
以下に実体をインストールしていくのに対し、homebrew-caskでインストールされたアプリケーションは、Caskroom
というところに入る。これはデフォルトだと/opt/homebrew-cask/Caskroom
で、最初のアプリをインストール時に「ここにCaskroom作りたいんだけどパーミッションの関係で作れないからsudoパスワードを入力してくれ」的なことを言われた。そして、このCaskroomから~/Applications
にシンボリックリンクが貼られるみたい。もちろんこれもデフォルトの話で、
$ export HOMEBREW_CASK_OPTS="--appdir=/Applications"
とか環境変数で変えられるみたい。updateもどうやらbrew upgrade
で出来るみたいでココらへんは空気のような振る舞いをしてくれる。
気になる点としては
~/Applications
に入るのはシンボリックリンクなので、ランチャー(少なくともQuickSilver
)で認識できないbrew cask uninstall
時には*.plst
なども一緒に掃除してくれるのか(多分してくれない)- そして確かにアンインストールはされるけど、
/opt/homebrew-cask/Caskroom
以下に空のそのアプリのディレクトリが残る
- そして確かにアンインストールはされるけど、
くらいかなぁ。今もともと入れてるアプリを置き換えるかどうかは少し迷うかな。ちょっといろいろ試してみようかと思う。いずれにせよ、これをうまく使いこなせばマックブックを買い換えた時なんかに絶大な威力を発揮する気がする。